【15分の沈黙】マッチングアプリの通話機能で大事故を起こした40代おっさんの話

マッチングアプリで、テキストのやりとりが順調だった。

毎日メッセージを送り合って、相手の返信も早い。

「この人とならうまくいくかも」なんて思い始めた矢先、画面にこう表示された。

「会う前に一度、通話してみませんか?」

……いや、ちょっと待ってくれ。

テキストなら3分かけて文章を練れる。

絵文字の数も、句読点の位置も、全部計算して送れる。

でも声は? 声はリアルタイムだ。待ってくれない。

結果から言うと、俺はこの通話で人生トップクラスの気まずい15分を過ごすことになった。

今回は、マッチングアプリの通話機能で盛大にやらかした俺の体験と、そこから学んだ対策を全部書いていく。

同じ恐怖を味わいたくない人は、最後まで読んでくれ。

最近のマッチングアプリ、やたら「通話しませんか?」って聞いてくる問題

ここ数年、マッチングアプリの「通話機能」がやたら推されてる。

Pairs、with、Omiaiあたりの主要アプリには、ほぼ標準で実装されている。

アプリ側も「会う前に通話で相性チェックしましょう」なんて推してくる。

女性のプロフィールにも「まずはお電話から」と書いてある人がかなり増えた。

たくや
たくや

正直、テキストでいい感じだったのに「通話しましょう」って言われた瞬間、胃がキュッてなったわ。

しかも厄介なのが、通話を断りづらいということ。

「ちょっと通話は苦手で…」なんて言おうもんなら、相手は「この人、何か隠してるのかな」と思う。

写真と実物が違うんじゃないか、既婚者なんじゃないか。

そんな疑惑を持たれて、フェードアウトされる。

断ったら怪しまれる。受けたら地獄を見る。

俺たちアラフォーおっさんは、どうすりゃいいんだ。

そんな詰み状態の中、俺は「とりあえずやってみるか」と通話ボタンを押した。

そして、見事に大事故を起こした。

俺がマッチングアプリの通話で起こした3つの大事故【実録】

ここからは、俺が実際にやらかした通話事故を3つ紹介する。

笑ってくれていい。いや、笑えないかもしれない。

事故①:声が裏返って「誰ですか?」と言われた

最初の通話相手は、メッセージのやりとりが2週間ほど続いた女性だった。

テキストでは「笑」とか「!」を多めに使ってくれて、ノリがいい印象。

いざ通話が始まって、俺が発した第一声がこれだ。

「もッ……もしもしっ!?」

声が、完全に裏返った。

緊張で喉がカラカラだったのに、妙に気合いを入れて声を出した結果がこれだ。

相手は3秒くらい沈黙したあと、こう言った。

「……たくやさん、ですか?」

メッセージでは落ち着いた大人の男を演じていたのに、声は完全に挙動不審者。

第一声のトーンで、テキストで積み上げた好印象が一瞬で崩壊する。

これ、冗談抜きで覚えておいてほしい。

事故②:15分のうち12分が沈黙だった

2人目の通話は、さらに悲惨だった。

「15分くらいお話ししましょう」と決めて通話が始まった。

最初の自己紹介を済ませた瞬間、頭が真っ白になった。

……次、何話せばいいんだ?

テキストなら相手のプロフィールを見返して、話題を考える時間がある。

でも通話は、沈黙が3秒続くだけで体感30秒。

「えーっと……」「そうですねー……」「あー……」

この3つのフレーズで15分の大半を埋め尽くした。

相手が気を遣って「お仕事は何をされてるんですか?」と振ってくれた。

ありがたい。ありがたいんだけど、「IT関係です」とだけ答えて、また沈黙。

話を広げる力が、緊張で完全に消えていた。

通話後、相手からのメッセージは来なかった。当たり前だ。

たくや
たくや

あの15分は、人生で一番長い15分だった。今でも思い出すと変な汗が出る。

事故③:緊張しすぎて面接みたいになった

3回目の通話では、事故②の反省を活かして「とにかく質問しよう」と決めた。

沈黙が怖いから、話題が途切れる前に次の質問をぶつける作戦。

結果、こうなった。

「ご趣味は何ですか?」

「休日はどう過ごされてますか?」

「お仕事は何系ですか?」

……完全に採用面接だ。

相手は最初こそ丁寧に答えてくれていたけど、途中から明らかにテンションが下がった。

声のトーンが低くなって、返事もどんどん短くなっていく。

それが電話越しでもハッキリわかるのが、通話の残酷なところだ。

テキストなら「!」一個で誤魔化せるテンションの変化が、声には全部出る。

「この人と会っても楽しくなさそう」と思われたら、そこで試合終了。

俺は通話で3連敗を喫して、しばらくアプリを開く気力を失った。

「やっぱり俺みたいなおっさんには、通話とか無理なんだよ」と本気で思っていた。

でも、冷静になって振り返ると、3回とも共通点があった。

準備を何もせずに、ぶっつけ本番で通話していた。

マッチングアプリの通話で一発「ナシ判定」されるおっさんの特徴

3回の大事故を経験して、冷静に振り返ってみた。

なぜ俺は通話でことごとくダメだったのか。

自分の失敗と、ネットで調べた情報をまとめると、ナシ判定される男にはパターンがある。

通話で嫌われるパターン①

声のトーンが暗い・低すぎる

テキストで明るい雰囲気だった人の声が想像以上に低いと、ギャップで不信感が生まれる。

とくに俺たちアラフォーは、普段の声がすでに若い頃より低くなっている。

意識して少し高めのトーンで話さないと、「怖い」「暗い」と思われやすい。

通話で嫌われるパターン②

「質問→回答→沈黙」の無限ループ

会話のキャッチボールになっていないパターン。

相手の答えに対して「へー」「そうなんですね」で終わると、次の質問まで沈黙が流れる。

これが俺の事故②の正体だった。

通話で嫌われるパターン③

緊張して一方的に自分の話をしてしまう

沈黙が怖くて、自分語りで埋めようとするタイプ。

仕事の話、趣味の話を相手に求められてもいないのにベラベラ話す。

女性からすると「この人、私の話に興味ないんだな」と感じて冷める。

通話で嫌われるパターン④

通話時間を決めずにダラダラ続ける

「いつ終わるんだろう」という不安が、お互いのストレスになる。

30分、1時間とダラダラ続けると、気まずさだけが蓄積されていく。

通話で嫌われるパターン⑤

生活音がダダ漏れで萎える

テレビの音、家族の声、近所の犬の鳴き声。

意外と見落としがちだけど、生活音は想像以上にマイクが拾う。

「この人、デート前の電話すらちゃんと準備できないんだ」と思われたら終わりだ。

ここまで読んで「全部当てはまる…」と思った人、大丈夫。

俺も全部やった。そしてここから先が本番だ。

マッチングアプリの通話を安全に乗り切る事前準備5つ

3回の事故から学んだことがある。

通話がうまくいかないのは、コミュ力がないからじゃない。

「準備してないから」だ。

テキストが得意な俺たちは、文字で考える時間があるから会話できていただけ。

通話では、その「考える時間」を事前準備で補えばいい。

準備①:通話時間を最初に宣言する

STEP 1:時間を決める

通話の前に「15分くらいでお話ししましょう」と決めてしまう。

時間が決まっていれば「あと何分持たせればいい」が見える。

ゴールが見えるだけで、精神的な負担がかなり減る。

おすすめは15分。短すぎず長すぎず、話題が3つあれば乗り切れる長さだ。

「15分って短くないですか?」と思うかもしれないけど、初回通話はこれで十分。

盛り上がったら自然と延長になるし、微妙なら15分で綺麗に終われる。

準備②:話題のカンペを3つだけ用意しておく

STEP 2:カンペを作る

相手のプロフィールやメッセージの内容から、話題を3つメモしておく。

例えば「旅行好き→最近どこ行った?」「猫を飼ってる→名前は?」など。

3つあれば15分は余裕で持つ。

ポイントは、質問だけじゃなく「自分の話」もセットで用意すること。

「旅行好きなんですね、俺も最近○○に行って〜」と自分のエピソードを添えると、面接感がなくなる。

カンペはスマホのメモアプリに書いて、通話中にチラ見できるようにしておくのがコツ。

通話なら相手に見えないから、堂々とカンニングしていい。

準備③:第一声のテンプレを決めておく

STEP 3:第一声を決める

第一声は事前に決めておく。即興でやると俺みたいに声が裏返る。

おすすめは「はじめまして、たくやです! 緊張してます笑」くらいのテンション。

正直に緊張を伝えると、相手も「私もです〜」と返しやすくなる。

完璧なトークを目指す必要はない。

「緊張してる自分」を見せたほうが、相手は安心するもんだ。

準備④:通話前に1人で声を出しておく

STEP 4:口を慣らす

これ、地味だけどかなり効く。

通話前の10分くらい、独り言でいいから声を出しておく。

仕事終わりで何時間も喋ってない状態だと、声がこもるし滑舌も悪くなる。

俺は通話前に、YouTubeを見ながら独り言を言うようにしている。

端から見たらヤバい奴だけど、これだけで声の出方が全然違う。

準備⑤:イヤホンと静かな場所を確保する

STEP 5:環境を整える

イヤホンをつけて、静かな個室で通話する。これは絶対条件。

スマホのスピーカーだと音がこもるし、環境音も入りやすい。

イヤホンのマイクを使うだけで、声の聞こえ方がかなり良くなる。

一人暮らしならリビングでOKだけど、家族と暮らしてる人は自室が必須。

車の中も意外といい。密閉空間で静かだし、誰にも聞かれない。

たくや
たくや

この5つ、全部やっても準備時間は10分くらい。これだけで通話の成功率がまるで変わるから、騙されたと思ってやってみてくれ。

カンペを握りしめて再挑戦したら、通話が意外と武器になった

3連敗のあと、しばらくアプリを放置していた。

でも、いつまでも逃げてるわけにもいかない。

上に書いた5つの準備をガチガチに固めて、4回目の通話に挑んだ。

スマホのメモアプリには話題が3つ。イヤホンを付けて、自室のドアを閉めた。

通話前に5分くらい独り言を言って、口を慣らした。

結果、どうなったか。

15分の予定が、気づいたら30分話していた。

しかも、通話後に「お話しできて楽しかったです!」とメッセージが来た。

カンペがあると、沈黙が来ても「そういえば…」と次の話題に切り替えられる。

第一声を決めておいたから、声も裏返らなかった。

そして気づいたことがある。

通話には、テキストにはないメリットがある。

通話のメリット①

「笑い方」や「相槌のテンポ」で好印象を与えられる

テキストの「笑」と、実際の笑い声は全然印象が違う。

声で笑うと、相手も自然と笑顔になる。

文字にはない「温度」が伝わるのが通話の強みだ。

通話のメリット②

初デートのハードルがめちゃくちゃ下がる

通話で一度話しておくと、初対面の「はじめまして」の緊張感がかなり薄れる。

声を知ってるだけで「知らない人と会う」感覚がなくなるんだ。

通話のメリット③

「合わない人」を早めに見極められる

通話して「なんか違うな」と感じたら、デートの時間とお金を節約できる。

わざわざ会って「思ってた人と違う」と落ち込むより、15分の通話で判断できるほうがずっといい。

たくや
たくや

あれだけ怖かった通話が、今では「会う前にやっておきたいステップ」に変わった。慣れって偉大だわ。

それでもマッチングアプリの通話が怖いあなたへ

ここまで読んで、「いや、それでもやっぱ怖いんだけど」と思った人もいるだろう。

その気持ち、めちゃくちゃわかる。俺だってそうだった。

でも一つだけ覚えておいてほしいことがある。

完璧な通話をしてる人間なんて、この世にほぼいない。

相手の女性だって、通話の前は緊張している。

「ちょっと噛んだ」「少し沈黙があった」くらいで嫌われることは、まずない。

むしろ「お互い緊張してましたね笑」が、最初の共通話題になったりする。

大事なのは、「通話が上手いかどうか」じゃない。

「この人と話してて心地いいかどうか」を、お互いに確認する場なんだ。

だから上手く話そうとしなくていい。

たどたどしくても、ちゃんと相手の話を聞いて、笑いたい時に笑えばそれでいい。

この記事のまとめ
  • マッチングアプリの通話機能は、今や避けて通れない時代になった
  • 準備なしで挑むと、声の裏返り・沈黙・面接化の三重苦が待っている
  • 事前準備(時間の宣言・カンペ・第一声・声出し・環境整備)をすれば怖くない
  • 通話は「怖いもの」じゃなく、初デートの成功率を上げる武器になる

まずは15分。カンペを握りしめて、1回だけやってみろ。

あの15分の沈黙地獄を乗り越えた俺が言うんだから、間違いない。

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